
京都・るり渓温泉で、2家族と迎えるスタッフが、
それぞれの中にあった「ここまで」を、少しだけ越えていく3日間となりました。
普段は医療用バギーで移動する咲空ちゃんは、今回のオフロードバギー体験で、乗り換えるところまではスタッフも家族も想定していませんでした。
それでも「できないだろう」ではなく「やってみよう」——咲空ちゃんは自分でバギーの座席に足をかけ、跨りました。見守っていたスタッフから、思わず歓声があがりました。
竹村さん家の稜ちゃんがバギーを楽しみきる姿に、担当スタッフは「稜ちゃんがどこまで楽しめるか、正直なところ慎重な気持ちがありました。
『できる』か『できない』かを決めていたのは、私たちの方だったのかもしれません」と振り返ります。同じ驚きは、ご家族の中にもありました。
「これまでは、家族だけでは積極的にやってきませんでした。楽しめることが分かったので、これからは積極的になれると思います」——お母さんもまた、旅を終えてそう話してくれました。
プールの時間には、あるスタッフの気づきから、お母さんとお子さんだけの時間がその場で生まれる一幕も。事前に用意された計画ではなく、その場のとっさの判断が、ご家族の願いをかなえました。
「できる」と「できない」を決めているのは、思っているよりも自分自身の思い込みなのかもしれません。
その境界線を、家族もスタッフも一緒に、少しずつ手放していった3日間でした。


